雑文記【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

一時停止、虹が見えた。

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一旦止まって、左右を確認。

車が来ないか。

自転車や歩行者は?

 

どんなに急いでいても、確認を怠らないで。

 

急いでいるとき、焦っているとき、余裕がないとき。

視野が狭くなる。

考えが浅くなる。

いつもの自分じゃなくなる。

 

でも、きっと。

そうならないようには、ならない。

人は誰だって急ぐし焦るし余裕がなくなる時がくる。

 

だから。

余裕が完全になくなる前に。

余裕の余白がなくなる前に。

余裕がなくなってきたと思ったら。

 

一旦止まって、左右を確認。

 

どんな道だってそう。

あなたの生きる道だって。

 

どんな交差点だってそう。

これからいろんな選択肢が現れる。

 

ゆっくりだって大丈夫。

少しくらい止まったって大丈夫。

 

まわりのスピードに合わせなくたっていい。

いろんなものに巻き込まれる。

 

スピードは違っても。

流れる時間は同じ。

 

一旦止まって、まわりを見て。

 

いつもなら気づかなかったものが、そこにあるかもしれないから。

 

一旦止まって、まわりを見たら。

 

小さな虹がかかっていた。