雑文記【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

ルーティン、縛られ、呪われ。

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ルーティンが崩れたらなんだか気持ち悪い。

 

右足から靴下を履いてしまった。

ホットコーヒー買ったら微糖だった。

鍵をかけたあとドアを引っ張らなかった。

 

大して変わらないはずなのに、なんだか気持ち悪い。

その場で気づけば修正できるけど。

その場で気づかなかったらあとで気づいたとき、気持ち悪くなる。

そして、気持ち悪さは消えないまま。

 

呪縛から解き放たれたい。

ルーティンを破った呪縛から。

 

いつもの道を避けて、違う道を通って帰る。

 

毒を以て毒を制す。

マイナス×マイナス=プラス。

 

いつもと違うことをしたのなら、いつもと違うことで帳消しに。

 

そんなことばかり考えてしまう。

ルーティンが崩れただけで。

 

どれほど変化を恐れているのか。

どれほど今を大切にしているのか。

大したものもないくせに。

 

いつもと違ったから上手くいかなかったのだろうか。

いつだって何かのせい。

 

ルーティン守って上手くいかないことはたくさんあるのに、知らないフリ。

 

この道は遠回り。

このまま行けば明日からも遠回り。

 

上手くいかなければいいのに。

そうしたら、明日から遠回りをしなくて済む。

 

上手くいかなければいいのに、上手くいってほしい。

明日からの遠回りのことより目先のことばかり。

今は大丈夫でも明日からはきっと後悔する。

それにすら、気づかないフリ。

 

いつだって何かのせいにする癖は直りそうにない。

 

ルーティンをルーティンにすること。

数は増えるばかり。

 

縛られ、呪われ、身動きとれない。