雑文記【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

イルミネーション、クリスマスソング、コラボレーション。

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キラキラ光って眩しい。

目をそむけたくなるほどに、眩しい。

 

町は明るく賑わって。

ライトに照らされた人々は早足だったり立ち止まったり。

 

どこもかしこもイルミネーション。

どこもかしこもクリスマスソング。

 

新たなクリスマスソングがなかなか定着しないように。

新たなクリスマスの思い出もなかなかできない。

 

町はあんなに賑やかなのに。

町はあんなに輝いているのに。

 

すぐそこにあるとは思えないくらい、別世界。

 

眩しすぎて見ていられない。

 

目を閉じてもクリスマスソングがどこからか流れてくるし。

耳を塞いだら手のひらは冷たくなるし。

 

クリスマスからは逃れられない。

 

意識しないようにすればするほど意識してしまう悲しさ。

みんな本当に楽しいのか。

穿った見方をしてみる。

目を開けたら、やっぱりみんな楽しそう。

 

イルミネーションがさっきより眩しく見える。