幸せ、不幸せ、隣合わせ。
ようやく仕事が終わった。
明日は休み。
気になる君をどうやって誘い出すか。
勇気もないのにそんなことばかり考える。
夕食作るのは面倒くさいから今日は外食。
松屋にでも寄って帰ろうか、と思っていたら。
満員で座って待っている人までいる。
家を過ぎてしまうけど、この先にあるすき家へと向かう。
すぐに座れてメニューを確認すると新商品が。
試しに頼んでみたら、やたらと美味しかった。
会計しようと財布を開けたら細かいのがなくて。
仕方なく一万円札を出したら、お釣りでピカピカの500円玉が返ってきた。
早く帰ろうとしたら、やたらと信号に引っかかって。
止まるたびに、月が綺麗に見えるポジションだった。
家に着いたらいつも飲んでいる缶コーヒーのストックがないことに気づいて。
寒い中、近くの自動販売機まで買いに行ったらあたりが出た。
ようやくゆっくりできると思ったら、返却期限が今日までのDVDがあることに気づいた。
寒い中、返却しに行く。
ついでになにか借りようかと思ったら、観たかったものは全部借りられていた。
帰ろうとすると、気になる君が偶然現れた。
ラッキーと思い声をかけようとすると、君のうしろには彼氏が。
声をかけることなく棚のうしろに隠れる。
明日の休みが完全に休み確定になったので、目の前にある映画を適当に借りた。
冷えたからだを温めるため風呂に入る。
何度も君と彼氏の姿を思い出してしまう。
ため息ついてビール飲みながら、適当に借りた映画を流す。
なんだかやたらと面白かった。