雑文記【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

日記のようなもの④

f:id:touou:20191014202957j:plain

 

君は新たな道を行くんだ。

 

ハロー。

どこかの道でまた会おう。

 

ハロー、って言えば、どこで出会っても通用するらしいよ。

 

君はこれからどこへ向かうのか。

向かう先をきっと君は知っているのだろうね。

 

人生が道だとしたら。

確実に君は今、岐路に立っている。

 

でも間違えないで。

右か左か、ではない。

曲がり角では、ない。

 

まっすぐ行くんだ。

このまま、まっすぐ。

そこは坂道。

上り坂、なんだ。

 

君は進むべき方角を知っているから。

右か左で迷うのではなく。

まっすぐ、坂道を上っていくんだ。

 

疲れるだろう。

しんどいだろう。

 

そんなときは、立ち止まればいい。

座り込めばいい。

なんだったら、寝っ転がってみればいい。

 

そのまま広い上り坂を、まっすぐ進めばいい。

 

君はわかっているだろう。

上り坂を行けば、今までにない景色を見ることができることを。

 

君はもうひとりではないから。

新たな命を抱えて、新たな景色を見る。

 

どんな景色だったのか。

次に会ったときに、みんなで教えておくれ。

 

ハロー。

グッバイ。

サンキュー。

 

どこで会ってもわかるように。

伝わるように。

 

ハロー。

また会おう。