雑文記【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

熱を帯びた夜。

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熱を帯びた夜。

 

からだじゅうが熱い。

からだの外も中も。

 

アイスコーヒーを飲んで水分補給。

今夜だけはブラック。

 

眠れない夜はこれから。

眠らない夜はこれから。

 

冷房つけても熱はひかない。

 

からだをいろいろ動かしているから。

 

こんなに熱を帯びているのに。

不思議なことにからだはバチバチに動く。

 

からだが高揚する。

どうせ眠れないのなら、と。

どうせ眠らないのなら、と。

 

部屋を掃除する。

隅々までしっかりと。

 

こんな時に限って。

こんな時だからこそ。

 

テレビは騒がしいのに。

時計の針はだんまり。

 

じわりじわり。

ゆっくり進む時計の針とからだから出る汗。

 

カウントダウンはゆっくり。

気分は最高潮。

 

インターホンが鳴る。

 

焦りがばれないようにゆっくりと向かう。

ドアの前で一呼吸おく。

 

間違えた。

 

最高潮はこれから。

 

ドアを開けたら汗だくの君。

 

熱を帯びた夜は、まだまだ続く。