雑文記【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

世の中のすべては借り物。

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何だって借りることができる。

身につける物から住む所まで。

 

何だって借りることができる。

お金だって夢だって。

 

何だって借りることができる。

恋人だって家族だって。

 

世の中に借りられない物はない。

 

きっと世の中、借り物だらけ。

 

誰かが誰かに借りている。

 

借りた物は丁寧に扱う。

借りた物はちゃんと返す。

 

そんなこと誰もがわかっている。

 

元々、誰の物なのか。

そんなこと誰もわかっていない。

 

自分のからだもそう。

自分の心もそう。

 

誰かから借りている。

誰かはわからないけど。

 

わかっていることは、世の中借り物だらけということ。

 

だから、丁寧に扱う。

自分のために。

誰かのために。

 

いつか必ず返さなくてはいけないから。

 

優しく愛でて、きれいに返す。

 

だから大切に扱う。

自分のからだも心も。

 

だから優しく愛でて。

誰かのために、自分のために。

 

自分の物なんて、この世にはないんだから。