陽が傾きはじめた。 あんなに低くなったのに、まだこんな時間。 昼は短く、夜は長くなる一方。 橙に染まった空のはしっこを見ながら自転車を漕ぐ。 風は冷たい。 我慢できないほどではないけれど。 ハンドルから右手を離し、ポケットに入れる。 ゆっくり自転…
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