雑文記【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

2019-07-22から1日間の記事一覧

町と君が眠るあいだ。

遠くから電車の音が聞こえる。 線路沿いにある安いワンルームに寝っ転がっていると、からだに響く。 終電じゃなく始発。 隣では君が寝息をたてている。 電車が走る音に合わせるように、妙にシンクロしている。 君はここにいるべき人じゃないよ。 無責任に言…