雑文記【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

直感も大切だけどよく考えることも大切。

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私はいつもポケットがパンパン。

 

ビビりだから、あれもこれもと、ポケットに入れて出かけてしまう。

出かけた先では、あれも良いこれも良いと、直感でポケットに入れてしまう。

 

いつもポケットがパンパンでかっこ悪いから、小さなカバンを持つことにした。

これならポケットがパンパンにならずに済む。

 

そう思って、今まで以上に手当たり次第、気になったものを入れていく。

小さなカバンはすぐにパンパンになる。

 

だから、少し大きめのカバンを持つことにした。

これなら大丈夫。

今までよりも、どんどんどんどん、気になったものを入れていく。

気がつけばカバンはすぐにパンパン。

 

だから、もっと大きなカバンを持つことにした。

これならきっと大丈夫。

そう簡単にはいっぱいにならないはず。

カバンは大きいからと余裕をかます

気になるものは減らないから、カバンの中身は増える一方。

やっぱりすぐにカバンはパンパンになってしまう。

 

しかもカバンがとても大きいから、持ち歩くとすぐに疲れてしまう。

何か解決策はないかとカバンの中を確かめる。

カバンの中にはたくさんものが入っているのに、この問題を解決してくれるものは入っていない。

 

なんでもかんでも入れてしまう。

いつかこの先、使い道があるかもしれない、と。

いつかこの先、役に立つかもしれない、と。

 

いつかこの先、はいつになったらやってくるのだろう。

 

数だけ増やして安心したい私がいる。

カバンの中には何が入っているのか、把握していないくせに。

 

本当に使えるものは、少ししかない。

本当に大切なものは、そんなにない。

 

ものが増えすぎるとそれだけで疲れてしまう。

持ち歩くには重すぎる。

 

もっと身軽にならなくちゃ。

じゃないと、そのうち動けなくなってしまう。

 

どんなに良いカバンよりも、手ぶらで出かける勇気が欲しい。

 

本当に大切なものを見極める力が、欲しい。