雑文記【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

うるう年のうるう日は特別か否か。

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今日は特別な日。

特別だけど、ただの一日。

 

四年に一度のうるう年。

 

四年に一度なんて遠すぎて。

前のこの日がどんな日だったのか、まったく覚えていない。

 

四年という月日は長すぎる。

過ぎてしまえばこんなにあっという間なのに。

 

特別なお祝いをするわけでもなく。

一年を一年として成り立たせるための一日。

 

気づけば君と二度目のうるう年。

このまま次のうるう年まで一緒にいるのだろうか。

 

終わってしまえばあっという間なのに。

次を迎えるまでと考えると、遥か彼方。

 

それほどの年月、君と一緒にいたのだと今さらながら実感する。

 

特別だけど、ただの一日。

そういう日々を君と積み重ねてきた。

 

特別かどうかは後でわかること。

もしかしたら今日がそうなるのかもしれない。

 

ただの一日だけど、特別な一日

 

答え合わせは、次のうるう年で。